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皆様は「エシカル(ethical)」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
もともとは「倫理的」「道徳的」という意味の英語ですが、東日本大震災を機にこの「エシカル」な消費行動が広まっているそうです。
「エシカル」な消費行動は、フェアトレードなど労働搾取の解消といった社会的な課題解決に貢献するという意味でこれまでもありましたが、震災後は特に、「被災地のために何かしたい」という思いからチャリティ商品を買う人が増えています。
例えばファッション通販サイト「ゾゾタウン」が発売したチャリティーTシャツ(1枚税込2100円、購入すると2000円が日本赤十字に寄付)は2週間で約15万枚、3億円強を売り上げ、予想以上の反響があったそうです。またブックオフではCDなどの買い取り額の全部か一部を被災地の義援金に充てる「売って支援プログラム」を始め、最初の3日間で800人の申し込みがあったとのこと。
以前コンパスでもご紹介した「サステナブルブランド調査」をみると、LOHAS層は社会的課題に関心が高いため、LOHAS層は率先してエシカルな消費行動をしているかもしれません。消費者の声
ただ、LOHAS層でなくとも、「消費すること」で被災地を元気づけられる方法に共感する人は多く、また今後も増えていくのではと感じています。