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サステナビリティ、CSR、SDGs、ESG――似ているようで違う4つのキーワード

サステナビリティ、CSR、SDGs、ESG――似ているようで違う4つのキーワード

トレンドウォッチ

2026年6月04日

サステナビリティ、CSR、SDGs、ESG――似ているようで違う4つのキーワード

サステナビリティ、CSR、SDGs、ESG――似ているようで違う4つのキーワード

4つのキーワード

近年、企業の取り組みやニュースを見ていると、「サステナビリティ」「CSR」「ESG」「SDGs」といった言葉を目にする機会が増えています。どれも社会や環境に関わるテーマとして語られることが多いため、「何が違うのだろう」「同じような意味ではないのか」と感じる方もいるかもしれません。

実は、これらの言葉はそれぞれ異なる背景や目的を持ちながらも、持続可能な社会の実現という共通のゴールにつながっています。今回は、それぞれの関係性を整理しながら、その意味を改めて考えてみたいと思います。

サステナビリティ

まず、最も大きな概念が「サステナビリティ」です。日本語では「持続可能性」と訳されます。

これは、将来の世代が必要とする資源や環境を損なうことなく、現在の世代のニーズを満たしていくという考え方です。地球の資源には限りがあり、環境問題や社会課題が深刻化する中で、社会や経済活動を長期的に維持していくための基本的な考え方として広く浸透してきました。

企業にとっても、事業を長く続けていくためには、社会や環境との調和が欠かせません。そのため近年では、「サステナビリティ経営」という言葉もよく使われるようになっています。

CSR(企業の社会的責任)

次に、「CSR(Corporate Social Responsibility)」は、日本語で「企業の社会的責任」と訳されます。

企業は利益を生み出すだけでなく、環境への配慮や人権の尊重、地域社会への貢献など、社会の一員として責任ある行動をとるべきだという考え方です。

かつては社会貢献活動や寄付などをイメージすることもありましたが、現在では事業そのものを通じて社会課題の解決に取り組むことが求められています。CSRは、企業がサステナビリティを実践するための基本的な姿勢と言えるでしょう。

SDGs(持続可能な開発目標)

一方で、「SDGs(持続可能な開発目標)」は、2015年に国連が採択した世界共通の目標です。

貧困や飢餓の解消、教育の充実、ジェンダー平等、気候変動への対応など、17の目標と169のターゲットで構成されています。2030年までの達成を目指しており、政府だけでなく企業や自治体、教育機関、そして私たち一人ひとりにも行動が求められています。

企業にとってSDGsは、自社の取り組みがどのような社会課題の解決につながるのかを考える際の指針となっています。

ESG

そして近年、特に注目を集めているのが「ESG」です。

ESGは「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」の頭文字を取った言葉で、主に投資家の視点から生まれた考え方です。

これまでは売上や利益などの財務情報が企業評価の中心でしたが、現在では環境への取り組みや人権への配慮、透明性の高い経営体制などの非財務情報も重要視されるようになっています。

投資家は、こうしたESGの観点を通じて、企業が将来にわたって持続的に成長できるかどうかを見極めています。

まとめ

このように整理してみると、サステナビリティは社会全体が目指す大きな理念であり、その実現に向けて、CSRは企業が果たすべき責任、SDGsはその実現に向けた世界共通の目標、そしてESGは企業を評価するための視点であることが分かります。

言葉は異なっていても、その根底にあるのは「より良い未来をつくる」という共通の考え方です。企業を取り巻く環境が大きく変化する中で、これらのキーワードを正しく理解することは、サステナビリティ時代を読み解く第一歩と言えるのではないでしょうか。

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この記事の監修者
芝原 亜季 芝原 亜季 イースクエア Compass for Sustainability 統括マネージャー

政府系金融機関での国際協力業務の経験を経て、英国ノッティンガム大学大学院でMBA in Corporate Social Responsibilityの修士号を日本人第一号として取得。2008年にイースクエアに参画。CSR・サステナビリティ支援事業に従事し、企業の戦略策定・実行支援、リサーチ分析などに携わる。現在は、会員制サイトであるCompass for Sustainabilityを統括し、国内外の情報とサステナビリティ推進支援の知見と経験を活かしたコンテンツ開発に取り組んでいる。

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